お知らせ 2024.10.24
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思い思いに農業描く 愛農学園農高 地元画家、講師に
伊賀市別府の愛農学園農業高で、地元画家と連携し絵画で農業を表現する取り組みが行われた。生徒らは思い思いに筆を走らせ、農業への思いや問題意識を表現した。
12日の授業には作物、野菜、果樹、酪農、養鶏、養豚の6部門に分かれて学習する2、3年生ら37人が参加した。講師を務めた島ケ原の画家岩名泰岳さん(37)から、農業と芸術に関わる歴史を学んだ。
講義の後には生徒ら一人一人が作品の制作に取り組んだ。水性絵の具などさまざまな手法を取り入れ、日々学んでいる農業の表現に挑んだ。養豚部門の生徒(18)は形の良い野菜しかスーパーマーケットでは売れない課題を絵にした。自分の作品について「形が悪い野菜をイメージした。野菜が涙を流している」と説明した。
授業を終えた岩名さんは「日ごろの作業や風景を表現してくれた。みんなが課題意識やテーマを語っていたことが素晴らしかった」と話した。作物部門の生徒(18)は「美術はあまり得意ではなかったが、好きに描いてみると面白かった」と感想を語った。(瀬里崎蒼馬)
(2024年10月24日 中日新聞朝刊伊賀版より)
12日の授業には作物、野菜、果樹、酪農、養鶏、養豚の6部門に分かれて学習する2、3年生ら37人が参加した。講師を務めた島ケ原の画家岩名泰岳さん(37)から、農業と芸術に関わる歴史を学んだ。
講義の後には生徒ら一人一人が作品の制作に取り組んだ。水性絵の具などさまざまな手法を取り入れ、日々学んでいる農業の表現に挑んだ。養豚部門の生徒(18)は形の良い野菜しかスーパーマーケットでは売れない課題を絵にした。自分の作品について「形が悪い野菜をイメージした。野菜が涙を流している」と説明した。
授業を終えた岩名さんは「日ごろの作業や風景を表現してくれた。みんなが課題意識やテーマを語っていたことが素晴らしかった」と話した。作物部門の生徒(18)は「美術はあまり得意ではなかったが、好きに描いてみると面白かった」と感想を語った。(瀬里崎蒼馬)
(2024年10月24日 中日新聞朝刊伊賀版より)