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お知らせ 2024.09.10

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救急の日 イベントで医療の大切さ学ぶ

模擬患者に応急手当てをする生徒ら=名張市春日丘の近大高専で

模擬患者に応急手当てをする生徒ら=名張市春日丘の近大高専で

■応急手当てや連携 タイム競う 名張・近大高専 高校生らメディカルラリー

 9日の「救急の日」を前に、救命医療の大切さを学ぶイベントが7日、伊賀地域で開かれた。名張市春日丘の近畿大工業高等専門学校(近大高専)では、高校生らが救命処置や応急手当ての正確性やタイムなどを競う「なばりジュニアメディカルラリー」が開かれた。同市が主催し、市内の名張高、英心高、近大高専と伊賀市の桜丘高から約40人が参加した。(鈴木義人)

 メディカルラリーは、医療チームが模擬患者を診察して、限られた時間内に的確な治療や連携ができるかを採点する競技。参加者は8月に2回の事前トレーニングを受け、緊急通報の方法や心肺蘇生法、けがの手当てなどの基礎知識を学んだ。

 生徒らは4~7人でチームを組んでラリーに参加した。交通事故現場や校内にいるときに発生した地震、飲食店での窒息事故などのさまざまな状況に合わせ、適切な対応方法を考えて実践した。

 参加した名張高1年の生徒(15)は「混乱することもあったが、安全が最優先になるように行動した」と振り返った。なばりジュニアメディカルラリーの発起人で名張市消防本部の西田勝太さん(44)は「生徒の成長を見ると、やりがいを感じる。培ったチームワークを今後も生かしてほしい」と話した。

(2024年9月10日 中日新聞朝刊伊賀版より)

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