高山市の高山西高校で３日、体育祭が開かれた。全校生徒５００人余りが赤、青、黄の三つの団に分かれ、目玉行事の応援合戦などで熱闘を繰り広げた。

　応援合戦では、手描きの絵を背景に、各団が夏休みから練習を重ねてきたパフォーマンスを披露。強い日差しに負けず、大きな声と息の合った踊りで、観に来た保護者らを魅了した。

　赤団の団長（１７）は「自分にとって最後の体育祭を気持ち良く終えられた」、青団の団長（１７）は「練習した中で最高の演技ができた」と晴れやかな表情。同校の体育祭では初の女子団長を務めた黄団の団長（１８）は「細かいところまでこだわって努力してきた。やりきりました」と目を潤ませていた。

　綱引きや騎馬戦などの競技も行われ、各団が優勝を目指して力を合わせた。（北川鈴乃）

（2024年9月4日　中日新聞朝刊飛騨版より）