高校野球 2024.07.18
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- 岡崎城西高等学校 愛知黎明高等学校 名城大学附属高等学校 同朋高等学校
全国高校野球 愛知大会 継続試合 逆転相次ぐ
熱戦が続く第106回全国高校野球選手権愛知大会で、再開後に流れが変わる継続試合が相次いでいる。16日はパロマ瑞穂野球場で再開した3回戦の3試合全てで、15日の時点で負けていた高校が逆転勝ち。勝者は水入りを力に変え、敗者は勢いに水を差された形だ。(松山聖悟)
■気持ち切り替え/勢いそがれ
「昨日とは全く違う良い流れをつくれて、ベンチの雰囲気も変わった」。16日の第3試合で豊橋西を下した岡崎城西の中平主将(3年)が声を弾ませた。
試合は0-1の6回から再開。8回に前日は打ち崩せなかった豊橋西のエース持田投手(2年)を攻めて3点を奪った。石田純也監督は「持田投手のボールの軌道を対策して、気持ちを切り替えて臨むことができた」とにんまり。丸1日の中断を有効に使った結果だった。
一方、敗れた豊橋西の谷町主将(3年)は「前日のリードしている流れのままいきたかったが、それが途切れてしまうことに継続試合の難しさを感じた」とぽつり。林泰盛監督も「前日の打撃を継続しようという話はしていたが…」と悔しさをかみしめた。
第1試合の愛知黎明(れいめい)-一宮は8回途中から再開。愛知黎明が1点を追う9回に相手のミスで逆転サヨナラ勝ちした。第2試合の東浦-名城大付は1点を追う名城大付が8回無死二塁の好機から再開。一気に追いつくと、9回に犠飛でサヨナラ勝ちした。
今大会の継続試合は1回戦でも2試合あった。6月30日に中断し、7月6日に再開。いずれも中断時にリードしていた高校が逃げ切ったが、桜台-同朋(どうほう)では6月30日時点で無安打だった同朋が再開後には4点を奪い、中断の効果が表れた。
継続試合が導入されて3年目。県高校野球連盟の鶴田賀宣理事長は制度の浸透を感じつつ、課題についても指摘。「16日は僅差だったが、中には大差がついた状態で継続試合となるケースもある。酷暑や部員数不足などの問題を考えると、選手の意見を尊重しながら継続試合のあり方を熟考する必要がある」と話した。
(2024年7月18日 中日新聞朝刊県内総合版より)
■気持ち切り替え/勢いそがれ
「昨日とは全く違う良い流れをつくれて、ベンチの雰囲気も変わった」。16日の第3試合で豊橋西を下した岡崎城西の中平主将(3年)が声を弾ませた。
試合は0-1の6回から再開。8回に前日は打ち崩せなかった豊橋西のエース持田投手(2年)を攻めて3点を奪った。石田純也監督は「持田投手のボールの軌道を対策して、気持ちを切り替えて臨むことができた」とにんまり。丸1日の中断を有効に使った結果だった。
一方、敗れた豊橋西の谷町主将(3年)は「前日のリードしている流れのままいきたかったが、それが途切れてしまうことに継続試合の難しさを感じた」とぽつり。林泰盛監督も「前日の打撃を継続しようという話はしていたが…」と悔しさをかみしめた。
第1試合の愛知黎明(れいめい)-一宮は8回途中から再開。愛知黎明が1点を追う9回に相手のミスで逆転サヨナラ勝ちした。第2試合の東浦-名城大付は1点を追う名城大付が8回無死二塁の好機から再開。一気に追いつくと、9回に犠飛でサヨナラ勝ちした。
今大会の継続試合は1回戦でも2試合あった。6月30日に中断し、7月6日に再開。いずれも中断時にリードしていた高校が逃げ切ったが、桜台-同朋(どうほう)では6月30日時点で無安打だった同朋が再開後には4点を奪い、中断の効果が表れた。
継続試合が導入されて3年目。県高校野球連盟の鶴田賀宣理事長は制度の浸透を感じつつ、課題についても指摘。「16日は僅差だったが、中には大差がついた状態で継続試合となるケースもある。酷暑や部員数不足などの問題を考えると、選手の意見を尊重しながら継続試合のあり方を熟考する必要がある」と話した。
(2024年7月18日 中日新聞朝刊県内総合版より)