お知らせ 2024.05.22
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専修寺のCO2吸収量を調査 津の高田高生
高田高校(津市一身田町)の生徒らが20日、隣接する高田本山専修寺の庭園で、植物の二酸化炭素(CO2)の吸収量を調べる環境学習に取り組んだ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に加盟している同校は環境学習に力を入れており、調査を通じてCO2の実質排出ゼロを目指す。
調査には高校2年生の有志約20人が参加。名古屋産業大(愛知県尾張旭市)の長谷川泰洋准教授(森林生態学)が講師を務めた。
長谷川准教授は、木の幹の太さから葉の量を求め、葉が1年間に吸収するCO2の量を算出する計算方法を教えた。生徒らはメジャーや数学の三角関数を使いながら幹の太さや長さを調べた。
同校は調査を続け、民間の取り組みにより生物多様性が保全されている場所を国が認定する「自然共生サイト」への専修寺の登録を目指す。自然共生サイトは2023年に始まった制度で、高校生による寺社の登録例はまだないという。
環境学習に参加した生徒(16)は「専修寺は国宝としての責任もあるので、自然共生サイトへの登録を目指したい」と話した。(寺岡葵)
(2024年5月22日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
調査には高校2年生の有志約20人が参加。名古屋産業大(愛知県尾張旭市)の長谷川泰洋准教授(森林生態学)が講師を務めた。
長谷川准教授は、木の幹の太さから葉の量を求め、葉が1年間に吸収するCO2の量を算出する計算方法を教えた。生徒らはメジャーや数学の三角関数を使いながら幹の太さや長さを調べた。
同校は調査を続け、民間の取り組みにより生物多様性が保全されている場所を国が認定する「自然共生サイト」への専修寺の登録を目指す。自然共生サイトは2023年に始まった制度で、高校生による寺社の登録例はまだないという。
環境学習に参加した生徒(16)は「専修寺は国宝としての責任もあるので、自然共生サイトへの登録を目指したい」と話した。(寺岡葵)
(2024年5月22日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)