お知らせ 2024.05.21
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地域盛り上げへ 名物パン作り 鈴鹿高とJC 地元食材使い共同開発
■8班が調理 「抱~しぐれちゃん」商品化へ
「定番のB級グルメがない」ともいわれる鈴鹿市で、高校生と一緒に地元食材を使ったオリジナルパンを開発して地域を盛り上げようと、鈴鹿青年会議所(JC)は18日、鈴鹿高校で生徒らとともに、パンの企画や調理を行った。工夫を凝らした8種のパンの中から選ばれた1品を実際に商品化して販売する。(右田誠弥)
同校で地域課題を考える授業を進める中、形に残る活動はないかと、JCに連携を持ちかけた。JCは学校とのやりとりで「鈴鹿にはB級グルメがないのでは」という意見があったことをふまえ、名物となる商品を考えることで、街づくりへの関心や意欲を深めようとパン作りを企画した。
同校探究コースの1~3年生から35人が参加。鈴鹿JCのメンバーも加わり、8班に分かれて企画を考えた。市内で洋菓子やパンを取り扱う「ミルク」が、コッペパンやクロワッサンを用意。地元食材としてお茶や肉、果物、野菜などを使いながら、生徒らが具材を調理した。ミルク代表の中野強さん(54)も協力し、総菜パンや生クリームを使った菓子パンなどに仕上げた。
完成後は、全体の前で班ごとにプレゼンテーション。商品名や商品イラストなどを描いた紙を持ち、完成したパンの魅力や工夫した点をアピールした。
鈴鹿JCの伊藤和也理事長(38)らの試食で選ばれたのは、コッペパンに地元産の牛肉のしぐれ煮を挟んだ「抱(ぎゅ)~しぐれちゃん」。ゴボウやレタスが添えられ、シャキシャキとした食感もある。企画した班のメンバーは「甘めの味付けで、子どもなど誰でも食べやすく仕上げた」と話した。
抱~しぐれちゃんは、ミルクでの商品化が決まった。中野さんによると、玉垣店で6月以降の販売を予定している。
伊藤理事長は「高校生と考え方を共有し、協力して鈴鹿のために取り組み、お互いにとって良い刺激になった」と取り組みを振り返った。
(2024年5月21日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
「定番のB級グルメがない」ともいわれる鈴鹿市で、高校生と一緒に地元食材を使ったオリジナルパンを開発して地域を盛り上げようと、鈴鹿青年会議所(JC)は18日、鈴鹿高校で生徒らとともに、パンの企画や調理を行った。工夫を凝らした8種のパンの中から選ばれた1品を実際に商品化して販売する。(右田誠弥)
同校で地域課題を考える授業を進める中、形に残る活動はないかと、JCに連携を持ちかけた。JCは学校とのやりとりで「鈴鹿にはB級グルメがないのでは」という意見があったことをふまえ、名物となる商品を考えることで、街づくりへの関心や意欲を深めようとパン作りを企画した。
同校探究コースの1~3年生から35人が参加。鈴鹿JCのメンバーも加わり、8班に分かれて企画を考えた。市内で洋菓子やパンを取り扱う「ミルク」が、コッペパンやクロワッサンを用意。地元食材としてお茶や肉、果物、野菜などを使いながら、生徒らが具材を調理した。ミルク代表の中野強さん(54)も協力し、総菜パンや生クリームを使った菓子パンなどに仕上げた。
完成後は、全体の前で班ごとにプレゼンテーション。商品名や商品イラストなどを描いた紙を持ち、完成したパンの魅力や工夫した点をアピールした。
鈴鹿JCの伊藤和也理事長(38)らの試食で選ばれたのは、コッペパンに地元産の牛肉のしぐれ煮を挟んだ「抱(ぎゅ)~しぐれちゃん」。ゴボウやレタスが添えられ、シャキシャキとした食感もある。企画した班のメンバーは「甘めの味付けで、子どもなど誰でも食べやすく仕上げた」と話した。
抱~しぐれちゃんは、ミルクでの商品化が決まった。中野さんによると、玉垣店で6月以降の販売を予定している。
伊藤理事長は「高校生と考え方を共有し、協力して鈴鹿のために取り組み、お互いにとって良い刺激になった」と取り組みを振り返った。
(2024年5月21日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)