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高校野球 2024.05.20

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中京大学附属中京高等学校

春季東海高校野球 中京大中京 大勝で決勝へ

津田学園-中京大中京 先発し力投する中京大中京の佐藤=長良川球場で

津田学園-中京大中京 先発し力投する中京大中京の佐藤=長良川球場で

■あす 三重・菰野と対戦

 第71回春季東海地区高校野球大会(中日新聞社後援)の準決勝2試合が19日、岐阜市の長良川球場で開かれ、県勢の中京大中京(愛知2位)が津田学園(三重1位)に7-0でコールド勝ちした。決勝は21日に同球場であり、県岐阜商(岐阜1位)に競り勝った菰野(三重2位)と対決する。 
(水谷元海)

 中京大中京が好機を逃さず点を重ね、津田学園に7回コールド勝ちした。

 中京大中京は1回、一死満塁で仲が適時打を放ち2点を先制。3回、4回は四球の走者をしっかりかえし、7回に山田と杉浦の適時打で3点を奪った。投げては佐藤と安部の継投で無失点に抑えた。

 津田学園は、長打が得点に結び付かなかった。

■渾身の直球 ピンチしのいだ 先発・佐藤選手

 苦しい立ち上がりだった。先発した中京大中京の佐藤投手(2年)は1回、先頭打者に右越え二塁打を放たれると、2番打者の犠打で1死三塁のピンチを迎えた。それでも続く打者を右飛に打ち取り、4番打者を渾身(こんしん)の直球で空振り三振に仕留めた。2回、3回も三塁走者を背負ったが、最後はいずれも空振り三振。「力強い、いい球が投げられた」と振り返る。

 身長167センチ、体重70キロ。球威を増すため、食事とウエートトレーニングで筋肉を付けながら3キロ増量した。体が開きがちだったフォームも見直し、回転の力をしっかり球に伝えられるようにもなった。

 5回を投げて、8奪三振。ピンチの場面では「点差があるから」と仲間からもらった言葉で心を落ち着かせた。「おかげで本来の力を出せた」と振り返り「自分が試合に出れば大丈夫と思ってもらえる投手になりたい」と話した。

 頂点まであと1試合。「チームとして、やるべきことを一つ一つしっかりとやっていきたい」と気を引き締めた。

津田学園 0000000|0
中京大中京 201100|7
(7回コールドゲーム)
(津)中村-宮地
(中)佐藤、安部-杉浦

(2024年5月20日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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