高校生が将来に備え、お金の使い方や増やし方を学ぶ「金融リテラシー講座」が１９日、津市の高田高校で開かれた。

　講座はキャリア教育の一環で、百五証券（津市）の村城健介さん（４７）を講師に招き、１年生約４２０人が耳を傾けた。

　村城さんは、お金はそれ自体が目的ではなく何かを実現するための手段の一つと説き「どんな人生を送りたいのか、どんな仕事をしたいのかをよく考えて」とアドバイスした。

　預貯金や株式、債権や投資信託のそれぞれの特徴を説明した上で「自分に合った資産形成で、将来に向けて準備しましょう」と呼びかけた。

　生徒（１６）は「成人になる前にお金のことを考える良い機会になった。自分の夢や目標に向かって、学んだことを生かしたい」と話した。（服部壮馬）

（2024年3月20日　中日新聞朝刊中勢版より）