豊川市は４日、１８日開幕の第９６回選抜高校野球大会に出場する豊川高野球部の激励会を市総合体育館前で開いた。竹本幸夫市長は「試合にはベストコンディションで臨み、再び豊川高校旋風を巻き起こしてほしい」とエールを送り、選手らが甲子園での活躍を誓った。（島将之）

　豊川の選抜出場は１０年ぶり２回目。長谷川裕記監督は激励会で、出場メンバーの特長を１人ずつ紹介し「当初は強いチームではなかったが、日々の努力と向上心でここまで来られた。部の全員でまず１勝し、その積み重ねで優勝したい」と述べた。

　選手たちは、昨年夏に小学生の硬式野球で全国大会に出場した「小坂井ボーイズ」の子どもたちから花束を受け取った。主将（２年）は市民の応援に感謝し「１０年前のベスト４を超えられるよう全員で一戦必勝で頑張ります」と意気込んだ。

　選抜大会には３２校が出場。８日に組み合わせ抽選会があり、１８日から１３日間の予定でトーナメント戦を行う。

（2024年3月5日　中日新聞朝刊東三河総合版より）