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お知らせ 2024.03.06

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名古屋経済大学市邨高等学校

難民支援の歩みを報告 名経大市邨高生、カンボジアで活動も

オンラインで台湾の高校生や京都大の大山教授(左端)らと意見を交わす名経大市邨高校の生徒たち=中村区名駅4のウインクあいちで

オンラインで台湾の高校生や京都大の大山教授(左端)らと意見を交わす名経大市邨高校の生徒たち=中村区名駅4のウインクあいちで

 カンボジアやシリアなどの難民支援に取り組む名経大市邨高校(千種区)の生徒らが活動について報告する「市邨高校難民支援の夕べ」が2日、中村区名駅4のウインクあいちで開かれた。

■台湾の高校などとオンラインで意見交換

 同校が提携する台湾の高校や埼玉県越谷市の越谷北高校とオンラインでつないで意見交換した。2023年度からカリキュラムの一環で始まったユネスコゼミの生徒らは、地元商店街の祭りで綿菓子を売り、その売上金6万5千円を難民支援に寄付。台湾の高校生も文化祭で募金し、同額を集めた。

 市邨高校では生徒有志が19年ごろから、カンボジアの学校にブランコや手洗い場を作るなどして難民支援に力を入れてきた。ユネスコゼミに所属する2年の生徒(17)は「今後も支援を継続しながら、活動の幅を広げていきたい」と意気込んだ。

 報告会には、アフリカのサハラ砂漠南部に広がるサヘル地域などで、都市部で捨てられたごみを活用した緑化活動を展開して土壌の改善や食糧の増産などに取り組む京都大の大山修一教授も参加。「人は不完全だからこそ支え合う」と強調し、支援の重要性を訴えた。(森本尚平)

(2024年3月6日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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