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お知らせ 2024.02.14

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投影作品で 星空や環境問題 プラネタリウム 高校生が解説競う

プラネタリウムで作品を発表する高校生たち=松阪市立野町の県立みえこどもの城で

プラネタリウムで作品を発表する高校生たち=松阪市立野町の県立みえこどもの城で

■松阪・こどもの城 桑名高チームが2部門最優秀

 三重県内の高校生が星空や環境問題に関する作品をプラネタリウムに投映し、解説などの出来栄えを競うプラネタリウムコンテストが12日、松阪市立野町の県立みえこどもの城であった。「宇宙・星空(天文)部門」と「地球科学・環境部門」の両方で桑名高校のチームが最優秀賞に輝いた。(奥村友基)

 宇宙・星空(天文)部門は、12日午後9時の星空をプラネタリウムに映し、冬の星座やゆかりの神話などを紹介する。地球科学・環境部門は、環境問題について分かりやすく伝える。

 2部門には桑名、上野、高田、三重、松阪の5校から8チーム30人が参加。各チームは県内最大の直径22メートルのプラネタリウムに自作の映像や図を映しながら、演劇風の解説をするなど工夫を凝らして発表した。

 発表は三重大の伊藤信成教育学部長ら5人が審査。両部門の最優秀賞には、自然科学などを学ぶ桑名高のクラブ「MIRAI研究所」から出場した2チームが選ばれた。

 宇宙・星空(天文)部門の桑名高チームは、冬空に輝くうさぎ座がオリオン座にインタビューするという設定で、オリオンにまつわる神話などを軽妙に解説。1年の生徒(16)は「テストなどで準備期間が限られた中、アイデア出しや調査を頑張った」と振り返った。

 地球科学・環境部門の桑名高チームは、人工の光が天体観測や生き物に悪影響を及ぼす「ひかり害」を紹介した。発表では、夜空の明るさを示す「SQM値」を桑名市各地で調べた結果も報告。1年の生徒(16)は「調査の時に雪が降るハプニングがあったが、何とか仕上げられた。ナレーションも役になりきれた」と語った。

 次点の特別賞には、高田高と松阪高のチームが選ばれた。

(2024年2月14日 中日新聞朝刊松阪紀勢版より)

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