■初出場の名古屋高選手ら抱負

　第１０２回全国高校サッカー選手権県大会で初優勝し、２８日開幕の全国大会に初めて出場する名古屋高（名古屋市東区）の選手らが１９日、中日新聞社を訪れ、大会への抱負を語った。

　主将と副主将（ともに３年）、山田武久監督が来訪。同校は１１月の県大会決勝で、古豪の刈谷高にＰＫ戦の末に勝利し、初の全国への切符をつかんだ。初戦は２９日、宮崎県代表の日章学園高と対戦する。主将は「初出場なので失うものは何もない。悔いの残らないように全力で戦う」と誓った。

　山田監督が「勝ちにこだわるサッカー」とチームの特徴を説明するように、県大会６試合でわずか１失点の堅守をベースに、セットプレーで得点を奪うのがスタイル。センターバックの副主将は「空中戦に自信がある。３年間やってきたことがどれだけ通用するか楽しみ。まずは初戦の勝利を目指したい」と意気込んだ。（須江政仁）

（2023年12月20日　中日新聞朝刊県内総合版より）