お知らせ 2023.11.03
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災害時 できることは 日福大付高 防災、避難所運営の講義
美浜町奥田の日本福祉大付属高で2日、防災や避難所運営に関する講義、ワークショップが開かれ、2年生33人が災害時に高校生ができることを学んだ。
同校は町と連携し、防災の課題の解決に取り組んでいる。講師には、東日本大震災発生時に宮城県の石巻西高で教頭として避難所の運営にあたった斎藤幸男さんを招いた。
斎藤さんは「経験が豊かな大人であればあるほど、経験を超えた出来事には動けなくなる。経験のない子どもたちは柔軟に考え、動いてくれた」と、生徒が避難所運営に大きく貢献したことを明かした。
ワークショップでは生徒たちが避難所に必要な係や担当を考えた。斎藤さんは「縦割りの運営では間違いは少ないが、時間がかかる。災害が起きた直後はまず目の前の課題を解決する役割分担を」と、混乱の中で迅速に対応する重要性を訴えた。生徒(17)は「避難所でスムーズに動くためにはあらかじめの訓練やシミュレーションが必要と感じた」と話していた。(石井豪)
(2023年11月3日 中日新聞朝刊知多版より)
同校は町と連携し、防災の課題の解決に取り組んでいる。講師には、東日本大震災発生時に宮城県の石巻西高で教頭として避難所の運営にあたった斎藤幸男さんを招いた。
斎藤さんは「経験が豊かな大人であればあるほど、経験を超えた出来事には動けなくなる。経験のない子どもたちは柔軟に考え、動いてくれた」と、生徒が避難所運営に大きく貢献したことを明かした。
ワークショップでは生徒たちが避難所に必要な係や担当を考えた。斎藤さんは「縦割りの運営では間違いは少ないが、時間がかかる。災害が起きた直後はまず目の前の課題を解決する役割分担を」と、混乱の中で迅速に対応する重要性を訴えた。生徒(17)は「避難所でスムーズに動くためにはあらかじめの訓練やシミュレーションが必要と感じた」と話していた。(石井豪)
(2023年11月3日 中日新聞朝刊知多版より)