お知らせ 2023.08.05
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高校生だけのNPO誕生 中部大春日丘高の無料塾 「みんなのひみつきち」
高校生だけで運営するNPO法人が県内に誕生した。中部大春日丘高校(春日井市)のインターアクトクラブによる小中学生対象の無料塾「みんなのひみつきち」で、理事長ら役員には生徒が就任した。県社会活動推進課の担当者によると、「未成年者ばかりのNPO法人は珍しく、少なくとも県内では聞いたことがない」という。 (多園尚樹)
■小中学生対象、寄付受けやすく
同クラブはボランティアに取り組む部活動で、無料塾の活動を2021年に始めた。部員が講師を務め、毎週日曜の午前中に同市内のビルの一室で開講。経済的な理由で民間の学習塾に通えない子どもが利用するほか、不登校や発達障害などさまざまな事情を抱えていたり、特別な事情はなくても単純に居心地がいいから通ったりする子どもも少なくない。
部活動の一環である無料塾をNPO法人にしようと思い付いたのは昨年末。法人化で企業などから寄付や支援を受けやすくする狙いがあり、部員の生徒(3年)は「子ども向けの教材を購入するなど、ひみつきちの取り組みをさらに充実させることができる」と意気込む。
インターネットなどで申請手続きの方法を調べ、自分たちで申請書や定款といった必要な書類を作成。設立総会も開き、6月14日に県の認証を受けた。同月30日に法人登記が完了した。
NPO法人の役員には年度ごとに、その年の同部の部長らが就く。
初代理事長に就任した生徒(3年)は「社会では教育格差が広がっているので、こうした学習支援の取り組みは必要。ひみつきちがずっと後輩に受け継がれ、支援を必要とする人たちの声に応え続けていけたら」と願っている。
(2023年8月5日 中日新聞朝刊県内版より)
■小中学生対象、寄付受けやすく
同クラブはボランティアに取り組む部活動で、無料塾の活動を2021年に始めた。部員が講師を務め、毎週日曜の午前中に同市内のビルの一室で開講。経済的な理由で民間の学習塾に通えない子どもが利用するほか、不登校や発達障害などさまざまな事情を抱えていたり、特別な事情はなくても単純に居心地がいいから通ったりする子どもも少なくない。
部活動の一環である無料塾をNPO法人にしようと思い付いたのは昨年末。法人化で企業などから寄付や支援を受けやすくする狙いがあり、部員の生徒(3年)は「子ども向けの教材を購入するなど、ひみつきちの取り組みをさらに充実させることができる」と意気込む。
インターネットなどで申請手続きの方法を調べ、自分たちで申請書や定款といった必要な書類を作成。設立総会も開き、6月14日に県の認証を受けた。同月30日に法人登記が完了した。
NPO法人の役員には年度ごとに、その年の同部の部長らが就く。
初代理事長に就任した生徒(3年)は「社会では教育格差が広がっているので、こうした学習支援の取り組みは必要。ひみつきちがずっと後輩に受け継がれ、支援を必要とする人たちの声に応え続けていけたら」と願っている。
(2023年8月5日 中日新聞朝刊県内版より)