金城学院高（東区）の生徒らのミュージカル鑑賞会が２日、中区栄１の御園座であった。生徒ら１２００人は、迫真の演技を食い入るように見つめ楽しんだ。

　観劇したのは「エリザベス・アーデンＶＳヘレナ・ルビンスタイン－ＷＡＲ　ＰＡＩＮＴ」。２０世紀前半、化粧業界に革命を起こした２大ブランドのライバル関係や女性実業家の苦悩などを描いた。カーテンコールでは、名古屋出身で、主役の１人を演じた俳優戸田恵子さんが「この舞台に立てて感無量」とあいさつし、大きな拍手で沸いた。

　同校演劇部の３年生（１７）は「大道具や舞台装置など１つ１つが凝っていてプロはすごい」と感激した様子。もう１人の主役を演じた元宝塚歌劇団トップスター明日海りおさんのファンという同校３年生（１７）は「生で見る演劇は迫力がある。芸術鑑賞会で大ファンである明日海さんの舞台を見ることができ感激した」と笑みを浮かべた。　（大見亜蘭）

（2023年6月4日　中日新聞朝刊市民総合版より）