お知らせ 2023.05.27
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東京五輪出場 猛スピードに生徒ら驚き 英心高で安部さん、実技と講演
2021年東京五輪の陸上男子400メートル障害に出場した安部孝駿さん(31)の講演会が26日、伊勢市の英心高校で開かれ、全日型コースの1~3年約180人が耳を傾けた。
安部さんは岡山市出身。中京大を卒業後、日本選手権を3度制した実力者。東京五輪で予選敗退し、昨年9月に引退した。この日は体育館で、設置したハードルを跳ぶ姿を披露。192センチの長身で、競技時より高い1メートル以上に設定されたハードルを猛スピードで越えていく姿に、生徒らは「えー」と驚きの声を上げた。
講演では競技人生を振り返り、スランプに陥った時期に前向きな考え方をすることで脱却し、より成長したと説明。「目標に向かって頑張ると、うまくいかず逃げ出したくなることもあると思うけど、どうにかしようとする気持ちが大事」と呼びかけた。
2年の男子生徒(17)は「五輪に出た人の考え方は人生の参考になった。目標に向けて毎日、全力で取り組んでいくことの大事さがわかった」と話した。
講演会は、安部さんが所属するヤマダホールディングスと同社創業者が代表理事を務める山田昇記念財団による共催。各都道府県の中学・高校・大学から1校を選び、安部さんが訪問する企画で、昨年6月に始まった。財団からは、安部さんが考案したミニハードルなどのトレーニング器具も同校に寄贈される。(高橋信)
(2023年5月27日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)
安部さんは岡山市出身。中京大を卒業後、日本選手権を3度制した実力者。東京五輪で予選敗退し、昨年9月に引退した。この日は体育館で、設置したハードルを跳ぶ姿を披露。192センチの長身で、競技時より高い1メートル以上に設定されたハードルを猛スピードで越えていく姿に、生徒らは「えー」と驚きの声を上げた。
講演では競技人生を振り返り、スランプに陥った時期に前向きな考え方をすることで脱却し、より成長したと説明。「目標に向かって頑張ると、うまくいかず逃げ出したくなることもあると思うけど、どうにかしようとする気持ちが大事」と呼びかけた。
2年の男子生徒(17)は「五輪に出た人の考え方は人生の参考になった。目標に向けて毎日、全力で取り組んでいくことの大事さがわかった」と話した。
講演会は、安部さんが所属するヤマダホールディングスと同社創業者が代表理事を務める山田昇記念財団による共催。各都道府県の中学・高校・大学から1校を選び、安部さんが訪問する企画で、昨年6月に始まった。財団からは、安部さんが考案したミニハードルなどのトレーニング器具も同校に寄贈される。(高橋信)
(2023年5月27日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)