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お知らせ 2023.04.06

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岐阜聖徳学園高等学校

岐阜聖徳学園高生ら フェアトレード製品を活用 タイ産コーヒー豆でティラミスを開発!

タイ産のコーヒー豆を使ったティラミスなどをPRする女子生徒(前列(左))、男子生徒(同(右))ら=岐阜市則武東のプリンセスブランシュ パティスリークラで

タイ産のコーヒー豆を使ったティラミスなどをPRする女子生徒(前列(左))、男子生徒(同(右))ら=岐阜市則武東のプリンセスブランシュ パティスリークラで

■きょう 岐阜の洋菓子店で発売

 持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにビジネスを学ぶ岐阜聖徳学園高校(岐阜市中鶉)商業科の3年生が、校外研修で訪れた京都市のコーヒー豆専門店などと連携して商品開発に挑み、途上国の製品や原料を公正な価格で取引するフェアトレードのコーヒー豆を使ったティラミスが完成した。岐阜市則武東の洋菓子店「プリンセスブランシュ パティスリークラ」で6日から販売する。(大高千奈)

 生徒たちは2月、京都市の龍谷大の協力で校外研修に参加し、同大の学生や卒業生が経営する企業などを訪問。同市内のコーヒー豆専門店「Laughter(ラフター)」では、運営する「アカイノロシ」代表取締役の矢野龍平さん(26)から、フェアトレードで仕入れているタイ産のコーヒー豆について学んだ。

 矢野さんは龍谷大在学時にタイ北部のチェンライでコーヒー豆の農園を営む少数民族「アカ族」と出会ったことをきっかけに、4年生の時に起業した。

 矢野さんの話を聞いた生徒たちは、このコーヒー豆のことを岐阜の人たちに知ってもらおうと、パティスリークラにコラボ商品の開発を提案。ケーキセットのメニューとして、豆を使ったティラミスとコーヒーが採用されることになった。生徒らのアイデアで、ティラミスに豆などを飾り付けることも決まった。

 先月29日、パティスリークラで試食会があり、生徒やアカイノロシの矢野さんらが参加。販売開始の今月6日から数日間、生徒らが店頭に立つ予定で、矢野さんからコーヒーの入れ方も教わった。

 試食会に参加した女子生徒(17)と男子生徒(17)は「研修を通じて知ったタイのコーヒー豆を岐阜の人にも味わってもらいたい」と話した。

 ケーキセットは1300円(ケーキ2個の場合は1700円)。ケーキのテイクアウトも可能で、650円。

(2023年4月6日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)

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