今秋、日本で初開催されるラグビーワールドカップ（Ｗ杯）を前に、優勝チームに渡される「ウェブ・エリス・カップ」が１４日、恵那市武並町の中部大研修センターで、中部大春日丘高校（愛知県春日井市）のラグビー部員らに披露された。

　カップは６月半ばから、大会開催地を中心に全国を巡回中。一般向けの展示のほか、次代を担う世代の意欲向上にもつなげようと、ラグビースクールなどでも公開している。トンガ出身で１９９５年Ｗ杯日本代表のロペティ・オトさん（４７）がコーチを務め、全国大会常連の同校も巡回先に選ばれた。

　この日は、同校ＯＢとの交流試合があり、部員と合わせて１００人ほどが金色に輝くラガーマン憧れのカップを間近に眺めた。同校主将の徳重さん（３年）は「近くで見られて光栄。Ｗ杯のチケットも手に入ったので、観戦する日が待ち遠しい」と目を輝かせた。

　オトさんは「しっかり目に焼き付け、いつか日本代表としてＷ杯に出てカップを掲げてほしい」と教え子を激励した。　（福本雅則）

（2019年7月15日　中日新聞朝刊岐阜総合版より）