お知らせ 2023.01.21
- この記事の関連校
- 東邦高等学校
東邦高生ら 市長に請願 名古屋空襲慰霊の日制定を
太平洋戦争中に市内への空襲で犠牲になった人を悼み、平和に思いを寄せる「名古屋空襲慰霊の日」の制定を求め、東邦高(名東区)の生徒ら13人が20日、河村たかし市長に請願書を提出した。河村市長も「必ず実現する」と応じた。
生徒会長で2年の生徒(17)が請願書を読み上げ、「戦後78年がたち、若者からは『戦争』の実感がはるかに遠のきつつある」と指摘。63回に及んだ名古屋空襲を市民が学び、平和を守っていくために「名古屋空襲慰霊の日」の制定が必要と訴えた。
1年の生徒(16)が「慰霊の日を機に、市民の平和への関心を広げたい」と思いを語り、同校卒業生で大学3年の道端明日美さん(21)は「象徴となる日付がない出来事は忘れ去られていく」と述べた。
河村市長は「(市が空襲を受けた日は複数あるため)日付をどうするかというのはあるが、必ず実現する」と話した。
東邦高の生徒らは慰霊の日制定を目指した活動を続けており、2014年に市に要望書、18年には市議会に請願書を提出した。ただ、空襲が60回以上に及ぶ中、慰霊をするための特定の日は設定しづらいとして請願は保留とされていた。 (高田みのり)
(2023年1月21日 中日新聞朝刊市民版より)
生徒会長で2年の生徒(17)が請願書を読み上げ、「戦後78年がたち、若者からは『戦争』の実感がはるかに遠のきつつある」と指摘。63回に及んだ名古屋空襲を市民が学び、平和を守っていくために「名古屋空襲慰霊の日」の制定が必要と訴えた。
1年の生徒(16)が「慰霊の日を機に、市民の平和への関心を広げたい」と思いを語り、同校卒業生で大学3年の道端明日美さん(21)は「象徴となる日付がない出来事は忘れ去られていく」と述べた。
河村市長は「(市が空襲を受けた日は複数あるため)日付をどうするかというのはあるが、必ず実現する」と話した。
東邦高の生徒らは慰霊の日制定を目指した活動を続けており、2014年に市に要望書、18年には市議会に請願書を提出した。ただ、空襲が60回以上に及ぶ中、慰霊をするための特定の日は設定しづらいとして請願は保留とされていた。 (高田みのり)
(2023年1月21日 中日新聞朝刊市民版より)