豊田市と市文化振興財団は２２日、同市小坂本町の市青少年センターで「サークル・グループ文化祭」を開いた。同センターで活動する１８団体のほか、市内の高校生なども参加し、体験講座やステージ発表があった。

　各団体が、来場者向けに世界各国のボードゲームで遊べる体験会やウサギのストラップ作り体験、輪投げ遊びなどを用意。杜若高校女子ダンス部の発表や、ルネサンス豊田高校軽音楽部のバンド演奏もあり、会場を盛り上げた。

　子育て中の父親たちでつくる「子育て男塾」は、手製のスマートボールなどで訪れた子どもたちを楽しませた。メンバーの男性（４４）は「活動を知ってもらう機会になれば」と笑顔。来場した若林西小３年の児童（９つ）は「いろんなゲームで遊べた」と声を弾ませた。

　文化祭は青少年の活動や社会参加を応援する目的で毎年この時期に開催。各団体から募った実行委が昨年夏から準備してきた。市青少年センターの鈴木光行所長（５７）は「この経験を地域での社会活動に役立ててほしい」と話していた。（大谷津元）

（2023年1月23日　中日新聞朝刊三河総合版より）