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スポーツ 2022.12.31

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中部大学春日丘高等学校

中部大春日丘 圧勝 全国高校ラグビー 初戦、名護に64-0

中部大春日丘-名護 前半23分、パスを受けてトライに持ち込む中部大春日丘の選手(中央)=花園ラグビー場で

中部大春日丘-名護 前半23分、パスを受けてトライに持ち込む中部大春日丘の選手(中央)=花園ラグビー場で

 全国高校ラグビーフットボール大会の2回戦が30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場であり、県代表の中部大春日丘(春日井市)は64-0で名護(沖縄)に圧勝し、好調な滑り出しを見せた。3回戦は、1月1日10時半から佐賀工(佐賀)と対戦する。

 中部大春日丘は開始早々の前半1分、ペナルティーゴールで幸先よく先制。その後は主将の選手(3年)が3連続トライを奪い、流れを呼び込んだ。後半は自陣近くまで押し込まれる場面もあったが、粘り強く守り切り完封。素早いカウンターでトライを決め、相手を突き放した。キッカーを務めるセンターの選手(3年)は8本のキックを全て決め、チームに勢いをつけた。

■中部大春日丘主将が3連続トライ フィジカル強化 結実

 ゴール手前、2人がかりのタックルを物ともせず力で押し込んだ。前半9分に中部大春日丘の主将が決めたトライはチームに勢いをもたらし、自身もその後、立て続けにトライ。前半のうちに勝負を決めた。

 「去年、常翔戦に負けてフィジカルの弱さを自覚した」。前回大会、2回戦で常翔学園(大阪)に敗戦。その経験を糧に、チームとして筋力トレーニングに打ち込んできた。主将を筆頭にフォワード陣は、低い姿勢からのタックルで対抗してくる名護の選手たちを体の強さで圧倒。トレーニングの成果が試合の点差に結び付いた。

 大会直前、20年近くウエートトレーニングのコーチを務めるボディービルダーの野沢正臣さんが心筋梗塞で急逝。「僕たちのトレーニングの先生だった。その思いも持って花園に挑んでいる」と主将は力を込める。目指すは初の4強進出。「最後は気持ちだ」。恩師の言葉を胸に「(8強の)壁を越えたい。プレーでチームを引っ張っていく」とさらなる奮闘を誓った。(森本尚平)

(2022年12月31日 中日新聞朝刊県内版より)
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