お知らせ 2021.06.13
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固有の技術身に付けて 豊田通商会長 名古屋国際高で講演会

国際理解をテーマに講演する豊田通商の加留部会長(左端)=昭和区の名古屋国際高で
加留部さんは、20代の米国駐在時代に同国を車で横断したエピソードも交えながら、自動車販売やエネルギー事業といった同社の仕事を紹介。これからの世界で伸びる分野としてデジタルや人工知能(AI)などを挙げながら「言語は何をやるにも必要。その上で、これをやりたいという固有の技術を身に付けてほしい。『規律ある自由人』としてグローバルに活躍してほしい」と呼び掛けた。
同校では毎年、第一線で活躍する著名人を招いて講演会を開催している。この日はウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて名古屋国際中学校の生徒も参加し、中高生計690人が耳を傾けた。
後半の質問の時間には、高校生から「文系、理系によって職業を選ぶべきなのか」という質問が出た。加留部さんは「最近は理系、文系の枠がなくなりつつある。どちらも勉強できる大学の学部も増えてきている」と語った。
(森若奈)
(2021年6月13日 中日新聞朝刊市民版より)