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お知らせ 2020.10.02

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リモート文化祭 映像に工夫 高田中高 体育祭は分散形式 撮影や編集、試行錯誤

「リモート文化祭」で各団体のパフォーマンスの動画を見る生徒たち=津市の高田高で

「リモート文化祭」で各団体のパフォーマンスの動画を見る生徒たち=津市の高田高で

 津市の高田中学・高校で、分散形式の体育祭とリモート文化祭が1日まで2日間の日程で開かれた。中学生600人と高校生1800人が在籍する市内有数の規模の学校ながら、学年ごとに体育祭と文化祭を半日ずつ実施し、密集を避けながら思い出づくりをした。

 体育祭は広いグラウンドで4回に分けて行い、1チームの人数を減らし、観客席の間隔を空けるなど、新型コロナウイルスの感染対策をとった。リモート文化祭では、華道部や書道部などは校内に作品を展示。ステージ発表は、放送部が各出演団体のパフォーマンスを事前に録画して2時間に編集し、生徒たちは教室ごとに視聴した。

 動画では「普段見られないものを映す」を目標に、複数台のカメラを使って、箏曲部員の指先や舞台後方のティンパニーなどをじっくり見せている。歌詞をテロップで付けたり、出演者の表情をアップにしたりと、飽きさせない工夫も凝らしている。

 放送部顧問の川村俊介教諭は「2週間で撮影から編集までこなし、夜9時まで残る日もあった。初めてのことで試行錯誤の連続でした」と振り返る。

 高校2年の女子生徒(16)は「文化祭は生で見るのと違って新鮮で、編集も面白かった。中止の話もあったので、こうして開催できてよかった」と話していた。(本間貴子)

(2020年10月2日 中日新聞朝刊中勢版より)

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