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お知らせ 2023.08.15

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俳句甲子園10年連続出場 名古屋中、高 5、10年後も語り継がれる試合を

俳句甲子園に向けて意気込む文学部の生徒ら=東区の名古屋中・高で

俳句甲子園に向けて意気込む文学部の生徒ら=東区の名古屋中・高で

 俳人正岡子規の故郷松山市で18~20日に開かれる高校生による「俳句甲子園」に、東区の名古屋中学校・高校文学部が出場する。10年連続10回目という節目の大会に向け、部員は「俳句への大きな愛を表現したい」と意気込む。(芝野享平)

 大会は5人でチームをつくり、「兼題」と呼ばれるテーマごとに事前に3~5句を作って臨む。試合では対戦する2チームの句が披露され、互いの句について質問し合う。句の創作力や質疑応答による鑑賞力を審査員が評価して勝敗を決める。同校からは6月の刈谷地区大会にA、B2チームが出場。Bチームが優勝、Aチームも投句審査で選ばれ、共に全国大会出場を決めた。

 部は古典研究や小説執筆を主な活動とし、2012年から俳句甲子園への挑戦を始めた。俳人の指導を受けたり強豪校と練習試合を組んだりして実力を付け、14年に全国大会に初出場すると、翌15年には日本一に輝いた。現在は週1回の句会や大会への投句、作句のために景勝地を訪れる「吟行」などに取り組む。

 今年の全国大会の兼題は「朝焼」「ハンモック」など8つ。句を仕上げた後も、相手チームからの質問に対応できるように話し合いを進めている。Bチーム代表の3年の生徒(17)は「5年後、10年後にも語り継がれるような試合をしたい」と話す。

 創部時から顧問を務める水野大雅教諭(48)は「大会をきっかけに自分の可能性を広げて、普段の授業では得られないような自信を深めてもらえれば」と願う。 

(2023年8月15日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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