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お知らせ 2023.01.24

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交通相会合 折り鶴でおもてなし 志摩で小中生ら G7とEUの旗表現

カナダ国旗を構成する紅白の折り鶴と、折り紙を折る生徒ら=志摩市阿児町の東海中で

カナダ国旗を構成する紅白の折り鶴と、折り紙を折る生徒ら=志摩市阿児町の東海中で

 広島県で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に伴う交通相会合が6月に開かれる志摩市で、小中学生を中心に計約1万6000羽の折り鶴を作る取り組みが進んでいる。折り鶴の色や配置を工夫して並べ、7か国と欧州連合(EU)の旗を表現する。

 各国の旗は、折り鶴26羽を縦につなげ、横に39列連ねて表現する。1種類の旗を表現するのに必要な折り鶴の数は約1000。7カ国とEUで8種類の旗があり、2つずつ、計16の旗を用意する。うち13の旗を、全13校ある市内の小中学校が制作。ほか3つは、交通相会合に向けて組織された市民会議の関係者らが担当する。

 同市阿児町の東海中学校は、赤と白でカエデの葉を表すカナダ国旗を担当。23日、全校生徒約150人が一斉に折り紙で鶴を作った。1年の生徒は「折り紙の裏地が見えないように気を付けて折った」と話した。他の生徒は、市内を訪れる各国の交通相らに「志摩の景色やおいしい食べ物を楽しんでほしい」と願っていた。

 旗としてつるすため、折り鶴を連結する作業は各校の代表児童、生徒らが担う。完成した旗は、交通相会合の開催100日前にあたる3月8日ごろにお披露目する予定。会合開催中は、会場や宿泊施設などでの展示が検討されている。

 折り鶴は平和の象徴とされ、広島サミットのロゴマークには折り紙がモチーフに採用された。折り鶴の旗でおもてなしの心を示す狙いがあり、橋爪政吉市長は23日の定例会見で「子どもたちが各国との縁を感じ、国際感覚を養うチャンスとして期待している」と話した。(阿部竹虎)

(2023年1月24日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)

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