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中学受験のよく聞く失敗談

塾や家庭教師、志望校、勉強方法など中学受験ではたくさんの選択があります。親が良かれと思ってしたことが、子どもの気持ちを無視したりやる気をなくさせていることも。受験は親だけでも子だけでもなく、親と子どもの二人三脚で行うことが大切なのです。

塾選び・家庭教師選びの失敗

塾選びの失敗

失敗でよくある例が「友達が通っている」というものです。塾は目的ごとに特徴もさまざまですので、友達と塾が同じだからといって、子どもとその塾が合うとは限りません。子どもの目標や性格に合わせて塾を選びましょう。
また「月謝が安い」という理由で失敗することもあります。人件費を抑えている場合、指導力が高く有能な講師は給料の良い塾へと転職してしまいます。また、月謝は安くてもテキスト代やオプション講座が高額な場合もあるので、失敗しないためにも注意が必要です。

家庭教師選びの失敗

派遣センターを使う場合には、家庭と講師のマッチングの仕方に注意しましょう。選択の失敗を避けるためにも、講師の強みや向かない点など様々な情報を提供してくれるかのチェックをしましょう。家庭教師を直接依頼する場合、難関大に受かった近所の大学生や、知人からの紹介など身近なところで選ぶのは要注意です。中学受験における指導のノウハウやスキルを持っていないことも多く、実際子どもの目的や性格に合わなくても断りづらいことも。

受験校選択の失敗

親としては、わが子に「もっと良い学校を」と高望みしてしまいがち。見栄や高望みで偏差値の高い学校を選ぶのは、後悔につながります。冷静に子どもの実力を見極めることが大切です。

第一志望に受かりたいからこそ、併願という選択を

「第一志望にしか行かせるつもりはない」と併願受験をしないケースがあります。しかし第一志望に受かりたいからこそ併願は必要。本番ならではの緊張感や雰囲気は、模試では体験できないからです。本番ならではの経験をしておくことが、第一志望受験での心のゆとり、平常心へとつながるのです。

受験勉強中の失敗

「塾に通っているから」「家庭教師をつけているから」、と任せて満足してしまうのは要注意です。子どもは「親が自分に関心を持っているか」を気にしていますので、タイムマネジメントやモチベーションアップなど適切なサポートをしましょう。

親の考えを押しつけない

中学受験における失敗の要因が親にあるパターンでは、子どもに対して頭ごなしに勉強を強要してしまう事例が挙げられます。そのせいで、勉強に対する意欲が減ったり、プレッシャーやストレスを感じてしまい逆効果となるのです。押しつけるのではなく、親子で目標の共有をし、自主的に子どものペースで勉強に取り組める環境作りが大切です。

(2019年4月公開)

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