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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2019.05.13

愛知大学野球 春季リーグ 中部大連勝V争い残った

8回裏2死満塁で救援し、反撃を断った中部大・平松=熱田愛知時計120スタジアムで

8回裏2死満塁で救援し、反撃を断った中部大・平松=熱田愛知時計120スタジアムで

 愛知大学野球春季リーグ第6週第2日は12日、熱田愛知時計120スタジアムで2回戦2試合があり、中部大と名城大が連勝で勝ち点を挙げた。中部大は中川涼成内野手(3年・享栄)の本塁打などで4点を挙げ、継投で愛院大の反撃をかわして優勝争いに踏みとどまった。名城大は10-0で東海学園大に快勝した。

■平松 満塁危機抑えた

 連勝のために勝負手を打った。3点差に詰め寄られた8回、1死満塁から1つアウトを積み上げると、指揮官は11日に先発した平松卓磨(4年)を救援に送った。「準備はできていた」。右腕は低めの変化球で詰まらせ、二ゴロで追加点を許さなかった。

 8回の攻撃で1死一、二塁を併殺で逃すなど嫌な流れが漂いかけていた。平松の直前に左打者1人を封じた左腕・琴浦翔(3年)も含めて、継投がずばり。堀田崇夫監督(45)は「力を出し切り、絶対的な投球だった」とたたえた。カード1回戦の先発をはじめ、今季6試合に登板している平松。2年春には右肩を故障し、2年間を棒に振った。今では練習前後のストレッチを欠かさない。「9回を投げても問題ない」。マウンドに立つことで自信を深めてきた。

 連勝で、首位を走る愛工大と同じ勝ち点3に伸ばした。2年前の春季にチームが優勝した時は故障していただけに、平松の思いはひとしおだ。優勝の行方は第7週の愛工大の結果次第だが「いい緊張感を楽しみつつ調整したい」。決意をのぞかせた。

 (高畑章)

▽2回戦(中部大2勝)
中部大 000030100―4
愛院大 000000010―1
本塁打 中川(部)

▽同(名城大2勝)
名城大 003003022―10
東海学園大 000000000―0

(2019年5月13日 中日スポーツ10面より)

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