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お知らせ  2018.02.02

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茶器のある暮らしを 名女大、常滑焼の組合協定

協定を結んだとこなめ焼協同組合の渡辺理事長(左)と名古屋女子大家政学部の白井学部長=名古屋市瑞穂区の名古屋女子大で

協定を結んだとこなめ焼協同組合の渡辺理事長(左)と名古屋女子大家政学部の白井学部長=名古屋市瑞穂区の名古屋女子大で

 名古屋女子大(名古屋市瑞穂区)ととこなめ焼協同組合(常滑市)は1月31日、若い世代に茶器のあるライフスタイルを提案し、茶文化を継承するため、研究や茶器の開発で連携する協定を結んだ。

 家政学部食物栄養学科の山沢和子教授(69)のゼミで食品化学を学ぶ学生は4月から、常滑焼の急須と別の素材でできた急須で入れた茶の成分分析や、年代別の茶の好みなどの研究に取り組む。組合は新しい茶器を開発し、試作品を学生たちに評価してもらう。

 東海地方の伝統産業の普及に取り組む有志団体「ツグモノプロジェクト」が協力し、両者を結び付けた。ペットボトルの茶が普及し、茶器に触れる機会が少なくなった現在の若者に、茶文化を伝えるのが狙いだ。

 家政学部の白井靖敏学部長(65)は「自分たちが学んだことが社会にどのように役立つかが実感でき、仕事をしている人と接することで社会人スキルも身に付けられる」と話す。

 組合の渡辺敬一郎理事長(58)は「急須で入れるお茶のおいしさを数値で検証してもらえれば。水分補給ではなく、お茶を楽しむということを若い人に知ってもらう機会になってほしい」と期待した。(中山梓)

(2018年2月2日 中日新聞朝刊県内版より)

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