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台湾で軟式野球通じ交流 中京学院大の3選手

日本代表に選出された(右から)角田、神山、青木の3選手と高柳監督=多治見市役所で
瑞浪と中津川の両市にキャンパスを構える中京学院大の軟式野球部の3選手が、日本代表として12月2日から台湾で開かれる国際親善試合に出場する。現地の大学と3試合の親善試合を行うほか、小学生との野球教室も予定。日本発祥の軟式野球の海外での発展に一役買う。(吉田英悟)
出場するのは内野手の神山健真選手、外野手の青木辰頼(のぶよし)選手と角田将太選手(いずれも4年生)の3人。書類と約70人による実技審査を通過した。代表監督は同大の高柳昌弘総監督が務める。
神山選手は内野のどこでも高いレベルで守れる守備力、青木選手は長打力、角田選手は走力を生かしたプレーが持ち味。2027年4月に多治見市笠原町にキャンパスを集約移転するため、選手らは25日に多治見市役所を訪れてあいさつ。角田選手は「日本の軟式野球がどういうプレーをするのか伝えたいし、台湾の方々とのコミュニケーションも大事にしたい」、青木選手は「学生野球最後に選んでもらったので、楽しく元気よくプレーしたい」と意気込む。
台湾は小、中学校では軟式球を使い、高校や大学でも大会に応じて軟式球と硬式球を使い分けるなど軟式野球が盛んな国。2年連続の選出となった神山選手は「小学生が知っている日本語で必死に質問してくる。気持ちに応えられるように教えてあげたい」と話した。
(2025年11月27日 中日新聞朝刊東濃版より)