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大学野球  2024.10.01

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大学野球 愛知秋季L 中京大 勝ち点2に

4回、左越えの本塁打を放った中京大の高村

4回、左越えの本塁打を放った中京大の高村

 秋季リーグの1部は30日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で3回戦1試合があり、中京大が14-8で名城大に勝ち、勝ち点を2に伸ばした。中京大は1-1の二回、福岡の中前打で勝ち越し、4本塁打を含む19安打を浴びせて圧倒した。投げては5投手の継投で相手の追い上げを退けた。

▽パロマ瑞穂 3回戦(中京大2勝1敗)
名城大 100001600|8
中京大 12043211x|14
(城)岩井、伊藤、大嶽惺、天野-前田、野田、谷
(京)安藤、沢田、植松、磯部、高木-森瀬
本塁打 朝岡(城)、秋山、高村、岸田、川瀬(以上京)

■出場機会得た喜び 高村 2ランで表現

 試合に出る喜びをバットで表現した。5-1で迎えた四回2死一塁の場面で、中京大の高村が左越えの2ランを放った。今秋にようやく出場機会をつかんだ3年生は、歓声に沸く一塁側応援席を背にダイヤモンドを一周。「自分の努力を知るみんなが喜んでくれたのはうれしい」と充実感を漂わせた。

 今春までリーグ戦の出場はなし。それでも夏のオープン戦で多くの打席をもらい、変化球の対応法などをつかんだ。名城大とのカードでは状態の良さを買われて3試合とも先発し、初戦で初安打を記録。この日は「5番・左翼」で先発し、一回にも同点の左前打を放つなど3安打と躍動した。

 開幕4連勝の名城大から勝ち点を獲得したことで、優勝争いが面白くなってきた。「チームが勝ったことが一番だが、そこに貢献できているのがうれしい。これからも与えられたところで全力を尽くす」と高村。春秋連覇を狙うチームに新しい風を吹かせていく。(郷司駿成)

(2024年10月1日 中日新聞朝刊19面より)

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