キャンペーングッズのデザインコンテストで入賞した名古屋造形大の学生と作品＝名古屋・栄の中日ビルで

■中日ビル・全国物産観光センター

　４月２３日に全面開業する名古屋・栄の中日ビル５階には、北海道から沖縄県まで１５の道県外事務所が集まる「全国物産観光センター」が入る。同センターのオープンに合わせ、名古屋造形大（名古屋市北区）の学生が周知キャンペーンのグッズをデザインした。（山野舞子）

　キャンペーンでは、４月２３日～５月６日にスタンプラリーを実施する。同センターや２階の「サカエるマルシェ」などで見学や買い物をしてスタンプを五つ集めると、オリジナルエコバッグがもらえる。

　同大の学生は、産学連携事業でスタンプラリーのスタンプや台紙、エコバッグをデザインした。コンテスト形式でデザインを募り、２年生２２人がチームや個人で参加。スタンプラリーで１作品、エコバッグで３作品が入賞し、キャンペーンで採用される。

　２９日には同センターで入賞者の表彰式があった。スタンプラリーで最優秀賞に選ばれたのは、手紙や切手をモチーフにデザインしたチーム。メンバーの松田実音（みお）さん（２０）は「親しみやすい絵柄にした。スタンプを集め旅行気分で各事務所を回ってもらいたい」と笑顔を見せた。エコバッグで金賞に輝いたのは、各地の特産品を幾何学的に表現した作品。デザインした大野紋加（あやか）さん（２０）は「普段使いしてもらえるよう、日常に溶け込む絵柄にしました」と話した。

（2024年3月30日　中日新聞朝刊県内総合版より）