学生に教わり、新聞紙を丸めた特製ボールを力いっぱい投げる園児たち＝各務原市三井山町のみどり幼稚園で

　中部学院大短期大学部（関市桐ケ丘）の学生たちが２８日、各務原市三井山町のみどり幼稚園で、同園の年中園児８６人と交流し、運動の楽しさや大切さを教えた。

　元プロ野球選手による野球教室などを開いているマネジメント会社「裕エイジェント」（各務原市三井町）が企画。幼稚園教諭や保育士を目指し、子どもの運動能力を引き出す教育法などを小椋優作講師のもとで学ぶ幼児教育学科の２年生１２人が先生役を務めた。

　走る、投げる、打つ、跳ぶなどの動作を楽しく高めるオリジナルの運動を教え、園児たちと共に体を動かした。

　元中日ドラゴンズの長谷部裕（ゆたか）さん（５４）と、元広島カープの酒井大輔さん（４２）も指導に加わった。

　大森彩椰（さや）さん（１９）は「子どもたちが正しい動きを身に付けたり、喜びを表しているのがうれしかった」。園児（４つ）は「ボールを打つのが楽しかった。またやりたい」と目を輝かせていた。（酒井貴之）

（2022年9月29日　中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より）