びわ湖音楽祭への来場を呼び掛ける加藤さん（中央）＝県庁で

　「琵琶湖周航の歌」を全国に広めた歌手の加藤登紀子さんがプロデュースする「びわ湖音楽祭」が６月１２日午後４時、長浜市大島町の長浜文化芸術会館で開かれる。実行委員会などの主催。４月１６日からチケット販売を始めた。

　音楽祭は「周航の歌」誕生１００周年の２０１７年に始まり、新型コロナウイルスでの中断などを経て今年が４回目。周航の歌の１～６番の歌詞に合わせて毎年開催地を変えており、今年は４番の歌詞に竹生島があることから、長浜市で開く。

　第１部では、長浜バイオ大吹奏楽部や長浜小学校合唱団、和太鼓チームなどが出演。加藤さんは同大校歌「悠久の街」を作詞、作曲しており、市民コーラスが演奏する。第２部は加藤さんによるステージ。周航の歌などを披露する。加藤さんは「琵琶湖に関わる活動をライフワークとして続けてきた。これまでの作品が音楽祭で実るのはうれしい。周航の歌は若い人にも歌い継いでもらいたい」と話した。

　前売り券は一般４０００円、２５歳未満は２０００円。長浜文化芸術会館やびわ湖芸術文化財団のオンラインチケットなどで購入できる。

　午前１１時～午後３時半にはＪＲ長浜駅前で、高校生らによる軽音楽ライブもある。入場無料。
（問）実行委事務局＝０８０（３８４１）４２５２

（森田真奈子）

（2022年4月19日　中日新聞朝刊びわこ版より）