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2010.07.11
中京大惜しくも準V 全日本大学サッカー決勝 延長で駒大に敗れる
サッカーの全日本大学トーナメント最終日は10日、大阪市の長居陸上競技場で決勝を行い、駒大(関東)が延長戦の末、3−2で中京大(東海)を破り、6年ぶり6度目の優勝を果たした。
先制を許した駒大は前半26分、金久保のPKで追い付き、後半また1−2とされたが、終了間際に大塚のゴールで再び同点とした。延長後半4分には湯沢が豪快なミドルシュートを決めて勝ち越した。
駒大は天皇杯全日本選手権の出場権を獲得した。
■後半44分同点被弾 快進撃あと一歩
初の優勝カップに手が届きそうだった。後半44分12秒。1点リードの中京大がまさかの同点弾を浴びた。GKからのロングボールを前線でつながれ、押し込まれた。
続く延長後半4分、今度は勝ち越しを許した。100分以上走ったイレブンに反撃の気力は残っていなかった。「あと1つというところで…」。西ケ谷監督が悔しさをにじませた。試合は常に先行する理想的な展開。しかし、西ケ谷監督は「先制点が早すぎた」。まずは粘り強く守って「後半勝負」がいつもの作戦。早い時間帯のリードが感覚を狂わせたのか。「きれいなサッカーをして、したたかさが足りなかった」
とはいえ、ここまでは快進撃だった。優勝経験のある福岡大と国士舘大を破り、2000年の全日本大学選手権以来となるタイトルに迫った。今年就任した西ケ谷監督の下、走り込みを徹底。自慢の体力を武器に後半勝負の戦い方を確立した。
足りない点も見つかった。「球際(の強さ)、気迫。個人個人がそこで上回らないと勝てない」とゲーム主将の森本。大学日本一は冬の全日本大学選手権に持ち越された。 (垣見洋樹)
(2010年7月11日 中日新聞朝刊24面より)
先制を許した駒大は前半26分、金久保のPKで追い付き、後半また1−2とされたが、終了間際に大塚のゴールで再び同点とした。延長後半4分には湯沢が豪快なミドルシュートを決めて勝ち越した。
駒大は天皇杯全日本選手権の出場権を獲得した。
■後半44分同点被弾 快進撃あと一歩
初の優勝カップに手が届きそうだった。後半44分12秒。1点リードの中京大がまさかの同点弾を浴びた。GKからのロングボールを前線でつながれ、押し込まれた。
続く延長後半4分、今度は勝ち越しを許した。100分以上走ったイレブンに反撃の気力は残っていなかった。「あと1つというところで…」。西ケ谷監督が悔しさをにじませた。試合は常に先行する理想的な展開。しかし、西ケ谷監督は「先制点が早すぎた」。まずは粘り強く守って「後半勝負」がいつもの作戦。早い時間帯のリードが感覚を狂わせたのか。「きれいなサッカーをして、したたかさが足りなかった」
とはいえ、ここまでは快進撃だった。優勝経験のある福岡大と国士舘大を破り、2000年の全日本大学選手権以来となるタイトルに迫った。今年就任した西ケ谷監督の下、走り込みを徹底。自慢の体力を武器に後半勝負の戦い方を確立した。
足りない点も見つかった。「球際(の強さ)、気迫。個人個人がそこで上回らないと勝てない」とゲーム主将の森本。大学日本一は冬の全日本大学選手権に持ち越された。 (垣見洋樹)
(2010年7月11日 中日新聞朝刊24面より)