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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2020.08.01

警官のお仕事 リモート講義 北署 愛知学院大で採用説明会

学生たちに「一緒に働いてくれることを楽しみにしてます」などと呼び掛ける署員たち=北区名城3の愛知学院大名城公園キャンパスで

学生たちに「一緒に働いてくれることを楽しみにしてます」などと呼び掛ける署員たち=北区名城3の愛知学院大名城公園キャンパスで

 北署は7月30日、北区名城3の愛知学院大名城公園キャンパスで、学生へのリモート講義のシステムを使い、8月11日から受け付けを始める警察官採用などの説明会を開いた。同大を卒業した署員らが生配信の雰囲気に緊張しつつ、画面越しに学生たちへ仕事のやりがいなどを語った。(出口有紀)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同大では5月から大学での講義を自宅で受けられるよう、テレビ会議用アプリを使い、オンラインで行っている。県警の警察官採用は通常、年2回だが、今年は1回に減った上、説明会の開催も難しくなっていた。

 7月初旬、同大に採用活動の一環で訪れた同署警務課係長の船橋睦幸(ちかゆき)さん(46)が説明会をリモートでできないか提案。同大ではコロナで就職活動が難しくなる学生も多く、就職先の選択肢を増やしたいと、講義の合間の昼休みの時間に初めて実施することにした。

 この日の説明会は、学生約100人が視聴した。北署員5人が、自身の仕事を紹介し、やりがいや苦労する点などを語った。交通課で事故防止の啓発をする新記(しんき)亜紀さん(33)は「『分かりやすく教えてくれてありがとう』と言われるだけでうれしい。工夫してやろうと思う」。同大OBで交番勤務をする地域課の江崎裕介さん(25)は「困って最後に警察に頼る住民もいるので、気持ちに寄り添うようにしている」と話した。

 終了後には、じかに説明を聞くために来校した学生たちにも対応。船橋さんは「目の前に聴衆がいないので緊張せず、いつもの雰囲気で話せた」と手応えを感じた様子。説明会後に校内で署員と交流した4年の入野瑛(てる)さん(22)は「コロナの影響で人と接するのが難しくなる中、説明会を開いてもらえてよかった。休みの制度などもしっかりしていて、働きやすい職場づくりができていると感じた」と話していた。

(2020年8月1日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)

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