進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 高校野球

高校ニュース

高校野球 スポーツ  2022.06.05

この記事の関連校
至学館高等学校

愛知高野連・招待試合 至学館 天理に勝った! 安田 5回 逆転3ラン

5回に逆転3ランを放ち、笑顔でホームインする至学館の安田外野手(右)=刈谷球場で(いずれも谷大平撮影)

5回に逆転3ランを放ち、笑顔でホームインする至学館の安田外野手(右)=刈谷球場で(いずれも谷大平撮影)

■どよめくスタンド 打った瞬間に確信

 愛知県高野連の招待試合第1日が4日、愛知県刈谷市の刈谷球場で行われ、昨秋の同県大会で4強に入った至学館と中部大春日丘が天理(奈良)と対戦した。至学館は5回に安田外野手(3年)が逆転3ランを放ち、5-4で競り勝った。天理は5日に刈谷球場で享栄、星城と対戦する。

■揺れたグラウンド

 一気の攻めで劣勢をはね返した。至学館は5回に挙げた5得点で、逆転勝ち。麻王義之監督(58)は「守備を固め、少ないチャンスで一気に得点する。至学館らしい戦いができた」と満足そうな笑みを浮かべた。

 3点を追う5回は適時打とスクイズで1点差に迫り、なお2死二、三塁と攻め立てた。ここで打席に立った安田が相手左腕が投じた高めのスライダーを振り抜いた。放物線を描いた打球は左翼席へ。「打った瞬間に入ったと思った」と本人がスタンドインを確信した特大弾。スタンドがどよめく中でダイヤモンドを一周すると、「グラウンドが揺れていた」と興奮気味に快打を振り返った。

■3回から途中出場

 昨秋までメンバーに入れず、今春の公式戦で初出場したばかり。この日は先発投手が左腕と分かった段階で麻王監督から「第2打席からいくぞ」と告げられ、3回に代打で途中出場。これまでも代打として起用されていただけに「初球から積極的にいく」と決意して、好結果につなげた。

 愛知県大会の準優勝校として臨んだ昨秋の東海大会は準決勝で聖隷クリストファー(静岡)と対戦したが、9回に3点差を逆転されて敗戦。今春センバツ出場を逃した。「今日は心の部分で執念をみせてくれた。夏につながる戦いができた」と麻王監督。チーム一丸でつかみ取った勝利を自信として、勝負の夏に向かっていく。 (谷大平)

▽招待試合(刈谷)
至学館 000050000|5
天理 120000001|4
(至)加藤希、伊藤-磯村
(天)中川、下坊、木ノ下-山村

(2022年6月5日 中日スポーツ8面より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ