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スポーツ 2021.11.21

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中部大学春日丘高等学校

高校ラグビー県大会 中部大春日丘 完勝V

優勝した中部大春日丘のフィフティーン=いずれもパロマ瑞穂ラグビー場で

優勝した中部大春日丘のフィフティーン=いずれもパロマ瑞穂ラグビー場で

 第101回全国高校ラグビーフットボール大会の県大会決勝が20日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場であり、中部大春日丘が45-0で名古屋に完勝。9大会連続11回目となる全国大会出場を決めた。

■名古屋に45-0 9年連続花園へ

 試合の立ち上がりは名古屋のペース。中部大春日丘の反則に乗じて敵陣深くに攻め込む時間帯が続いた。チャンスの少なかった中部大春日丘は前半19分、左サイドでボールを受けた主将のウイング小池選手(3年)が巧みなステップで抜けだし、先制のトライ。後半はパスがよく回り、福田選手(1年)、棚田選手(2年)らがトライを挙げて得点を重ね、点差を広げた。

 全国大会は12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する。

■「自分で取り切る」 主将熱く

 押され気味だったチームに勢いをもたらしたのは、主将のウイング小池選手(3年)だ。前半19分、左サイドでボールを持つと、相手ディフェンスを次々とかわして殊勲のトライ。「自分で取り切ってやろうと思った」と、50メートル5.9秒の快足を存分に生かし、敵陣を切り裂いた。

 前回の全国大会で、過去最高となるベスト8に進出した中部大春日丘。小池選手も下級生ながら主力として上位進出に貢献したが、準々決勝の京都成章戦ではノートライで敗れていた。「ベスト8で止まってはだめ」。そんな覚悟を持って毎日のように自主練習に取り組み、ボールを運ぶコース取りや、ステップの技術を磨いてきたという。

 練習の成果が勝利に結び付いた形だが、先発メンバーに1、2年生10人が並ぶ若いチームだけに、「まだ花園で戦えるレベルではない」と油断はない。宮地真監督は「小池の熱さがチームに浸透している」と好影響を指摘。その熱い男は「目標は全国優勝。そこに向けて1カ月準備をしたい」と気を引き締めていた。 (大野雄一郎)

(2021年11月21日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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