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スポーツ 2021.07.31

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中部大学第一高等学校

 高校総体男子バスケ 中部大第一が初優勝 粘る守り「全員がMVP」

帝京長岡を破って初優勝し、喜ぶ中部大第一の選手たち=アオーレ長岡で

帝京長岡を破って初優勝し、喜ぶ中部大第一の選手たち=アオーレ長岡で

 全国高校総合体育大会(インターハイ)第6日は30日、新潟県長岡市のアオーレ長岡などで行われ、バスケットボール男子は中部大第一(愛知)が54-37で帝京長岡(新潟)を破って初優勝した。

■下山攻守で活躍

 「全員がMVP(最優秀選手)」。バスケットボール男子で初優勝した中部大第一の常田監督はメンバーをたたえた。昨冬の全国高校選手権で屈辱的な初戦敗退を喫してから7カ月余り。悲願の頂点に選手たちは肩を寄せ合い、喜びをかみしめた。

 守備面の忍耐力が決め手となった。序盤、両チームは身長2メートル超えの留学生を中心にゴール下でせめぎ合う。苦しい展開で坂本が3点シュートで支えた。第2クオーターで一時逆転を許すも、福田が3点シュートを決めて24-23で折り返す。中盤以降はリバウンド争いを制し、点差を広げた。

 今年に入って下半身強化のため走り込みに力を入れた。左手首のけがで大会直前に合流した下山は攻守に走り回り「練習の成果が出た。楽しかった」と、はにかんだ。

 常田監督は今大会を評して「全国で通用する自信をつかみかけた」と話すにとどめた。総体制覇に浮かれず、今冬の同選手権との2冠を目指す。

(2021年7月31日 中日スポーツ8面より)

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