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お知らせ 2021.06.13

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名古屋国際高等学校

固有の技術身に付けて 豊田通商会長 名古屋国際高で講演会

国際理解をテーマに講演する豊田通商の加留部会長(左端)=昭和区の名古屋国際高で

国際理解をテーマに講演する豊田通商の加留部会長(左端)=昭和区の名古屋国際高で

 トヨタ自動車グループの商社、豊田通商会長の加留部淳さん(67)が12日、昭和区の名古屋国際高校で開かれた国際理解をテーマにした講演会に登壇し、生徒たちに商社の仕事の魅力やこれからの世界で求められる能力について語った。

 加留部さんは、20代の米国駐在時代に同国を車で横断したエピソードも交えながら、自動車販売やエネルギー事業といった同社の仕事を紹介。これからの世界で伸びる分野としてデジタルや人工知能(AI)などを挙げながら「言語は何をやるにも必要。その上で、これをやりたいという固有の技術を身に付けてほしい。『規律ある自由人』としてグローバルに活躍してほしい」と呼び掛けた。

 同校では毎年、第一線で活躍する著名人を招いて講演会を開催している。この日はウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて名古屋国際中学校の生徒も参加し、中高生計690人が耳を傾けた。

 後半の質問の時間には、高校生から「文系、理系によって職業を選ぶべきなのか」という質問が出た。加留部さんは「最近は理系、文系の枠がなくなりつつある。どちらも勉強できる大学の学部も増えてきている」と語った。

 (森若奈)

(2021年6月13日 中日新聞朝刊市民版より)

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