進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 高校野球

高校ニュース

高校野球 2021.05.24

この記事の関連校
享栄高等学校 愛知工業大学名電高等学校

春季東海高校野球 享栄 コールドで決勝へ

享栄-中京 5回表享栄2死一塁、中越えに2打席連続となる2点本塁打を放つ田村=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で

享栄-中京 5回表享栄2死一塁、中越えに2打席連続となる2点本塁打を放つ田村=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で

 三重県で開かれている第68回春季東海地区高校野球大会は23日、同県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で準決勝があった。県勢は享栄が中京(岐阜)に12-3でコールド勝ちし、決勝に進出。愛工大名電は掛川西(静岡)に1-6で敗れた。享栄-掛川西の決勝戦は24日に同球場で予定されている。

■愛工大名電は敗れる

 打線がつながった享栄がコールド勝ちで決勝に進んだ。

 享栄は1回無死一、三塁から真鍋の犠飛で先制。4回と5回には田村の二打席連続本塁打が飛び出し、一気に相手を突き放した。6回には浜田のスクイズで加点するなど、攻撃の手を緩めなかった。

 中京は毎回走者を出して追いすがったが、及ばなかった。

■邪念払い「次打者へつなぐ」

 好調の享栄打線を引っ張っているのは一番打者の田村虎治郎選手(3年)。4、5回に二打席連続の本塁打を放って5打点を挙げ、チームを勝利へ導いた。

 1回戦の藤枝明誠戦と合わせて5安打9打点と当たっているが、自分では「状態はそんなに良くない」と感じている。先頭打者という責任を感じ、「打てる気がしない」とネガティブになってしまうのが理由。それでもこの日は「チームのために次の打者につなぐ」と邪念を振り払った。1本目は詰まりながらもスタンドまで運ぶなど、技術の高さを見せつけた。

 本塁打の後は犠打で追加点をお膳立てした田村選手。「きょうは本塁打だったが、決勝では確実に塁に出ることでチームに貢献したい」と意気込んでいる。 (大野雄一郎)

享栄 1003512―12
中京 0002001―3
(7回コールドゲーム)
(享)竹山、藤本、浜田-前川
(中)加藤、須山、加藤、小田-松本、藤原
本塁打 田村2(享)

掛川西 020101002―6
愛工大名電 000100000―1
(掛)榊原、沢山-河原崎
(愛)有馬、三村、佐藤泰、松下、野崎-藤山
本塁打 中山(掛)

(2021年5月24日 中日新聞朝刊県内総合版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ