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お知らせ 2021.03.31

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岐阜第一高等学校

「頑張った」音色高らか 私学6高校が吹奏楽発表

舞台で演奏する岐阜第一高吹奏楽部の部員=各務原市のプリニーの市民会館で

舞台で演奏する岐阜第一高吹奏楽部の部員=各務原市のプリニーの市民会館で

 新型コロナウイルスの影響で、吹奏楽に取り組む高校生が演奏を披露する機会が減る中、県内の私立高校が活動の成果を披露する「第4回岐阜私学吹奏楽発表会」が30日、各務原市のプリニーの市民会館であった。

 6校が参加し、最初に舞台に立った岐阜第一高校(本巣市)は本年度初のホール演奏。生徒に感染者が出たため休校に見舞われながらも、1、2年生13人で練習してきた2曲を披露した。部長の2年男子生徒(17)は「久しぶりの舞台で、皆の視線もあって緊張した。失敗もあったが自分なりに演奏できた」と満足そうに語った。副部長の1年男子生徒(16)は「拍手で観客の楽しさが伝わってきた。この1年、頑張ってきたことに意味があったと思えた」と振り返った。

 発表会は、東海地区の高校吹奏楽で有力な愛知、静岡両県のように、岐阜でも私学で吹奏楽を盛り上げたいとの思いで、2017年から岐阜市の3校で始まった。コロナ禍で20年3月に予定された第4回は延期に。今回は、演奏する機会を失った吹奏楽部の晴れ舞台にしようと県内全域の私学に参加を募り、東濃や高山地区からも参加があった。

 発表会の実行委員会代表で、岐阜聖徳学園高校(岐阜市)吹奏楽部顧問の西川政男教諭(51)は「当たり前に吹奏楽ができる喜びや感謝を実感してくれたら」と締めくくった。(名倉航平)

(2021年3月31日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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