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お知らせ 2021.01.19

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椙山女学園高等学校

「和食のすすめ」で仕出し弁当味わう 椙山女学園高

戸田取締役(右)の説明を受け、食育を考えた特製の割子弁当を味わう生徒たち=千種区山添町2の椙山女学園高で

戸田取締役(右)の説明を受け、食育を考えた特製の割子弁当を味わう生徒たち=千種区山添町2の椙山女学園高で

 千種区の椙山女学園高校で18日、選択授業で「食物」を学ぶ3年生を対象に、老舗仕出し料理店・八百彦本店(西区)による食育授業「和食のすすめ」が開かれた。

 「食物」は5年前から続く人気授業。本年度は140人が受講し、おせち料理や魚の三枚おろしなど、8回の調理実習を計画した。しかし、新型コロナウイルスの影響で、まともに行えたのは1回だけ。教諭たちが「せめて最後くらい、生徒たちに和食文化の良さを伝えたい」と、同店の仕出し弁当を味わいながら学ぶ特別講義を組んだ。

 この日は、受講者の半数の約70人が参加。同店の戸田英男取締役(62)から、地産地消につながる食材の吟味や徹底的な衛生管理などについて聞いた。この後、机に並べられた同店の割子弁当は、食育を考えた特別仕立て。愛知の伝統野菜の宮重大根を使ったふろふき大根やしめさばなどがふんだんに詰められた。

 生徒たちは老舗の味を堪能し、女子生徒(18)は「ふろふき大根はゆずみその香りが良く、大根も甘くておいしい。コロナで調理実習がまともにできなかったのは残念だけど、代わりにランチョンマットを手作りしたりして楽しかった」と話した。

(2021年1月19日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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