進学ナビ

HOME > 高校ニュース > お知らせ

高校ニュース

お知らせ 2021.01.12

この記事の関連校
安城学園高等学校

福島のヒマワリ 実る感謝 安城学園高生 デンパークに活動報告

川合さん(右)に安城学園の取り組みを話す生徒たち=安城市のデンパーク管理事務所で

川合さん(右)に安城学園の取り組みを話す生徒たち=安城市のデンパーク管理事務所で

 東日本大震災の被災地支援のため、福島県で取れた種を買って育てる「福島ひまわり里親プロジェクト」に取り組んだ安城市の安城学園高校の生徒たち3人が7日、企画に協力した市内のデンパーク管理事務所を訪れた。種まきから手伝ったデンパークの職員らに成果を報告した。

 1年生の神谷さん(16)といずれも2年生の加藤さん(16)、河合さん(17)が、デンパーク総務課の川合政利課長補佐らに種を見せ、思いを話した。

 プロジェクトでは育てたヒマワリから種を取って福島に送り返している。加藤さんは「皆さんに協力していただき、たくさんの種を取ることができた」と感謝した。神谷さんは震災後からの岩手県大船渡東高校との交流にも触れ「ヒマワリを通して笑顔がつながっている」と話した。

 川合さんは「日ごろはきれいな花を長くきれいに楽しんでもらうことが仕事。種をたくさん取るための育て方を考えるという、いつもと違う良い経験をさせてもらった」と振り返った。

 安城学園高は2017年の学園祭をきっかけにプロジェクトに参加を続けている。昨年はデンパーク園内に花壇を設けて120本を植えたほか、校内でも育てた。台風の影響もなく順調に育ち、8月には一昨年の2倍近い種を採取できた。活動を新聞報道などで知った市民からも学校に種が届き、現地に送る種は計9キロ強となった。(四方さつき)

(2021年1月12日 中日新聞朝刊三河版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ