自衛官募集に貢献したとして、愛知産業大三河高校（岡崎市岡町）が防衛大臣感謝状を受け、４日に同校で伝達式があった。

　自衛隊愛知地方協力本部長の福重毅尚一等陸佐が同校を訪れ、近藤彰校長に感謝状を手渡した。近藤校長は「これからも建学の精神である『社会に貢献できる人材』を育成していきたい」と話した。

　愛産大三河高は１９８３年に開校。これまでに計１２５人の卒業生が防衛大学校に進学し、幹部候補生となっている。毎年９月の同校文化祭では、自衛官の日常訓練の様子を教室でビデオを流して紹介。パネルを使い災害派遣時の活動を説明し、制服も展示している。

　感謝状贈呈は１０月３０日に決まり、愛産大三河高は初めて。全国で８０団体６２人、県内では２団体が受けた。

（2020年12月11日　中日新聞朝刊西三河総合版より）