お知らせ 2020.12.11
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- 聖カピタニオ女子高等学校
キリスト生誕 馬小屋を再現 瀬戸 聖カピタニオ女子高生 地域奉仕
瀬戸市西長根町の聖カピタニオ女子高校の全校生徒たちが10日、地域への奉仕活動に取り組んだ。今年は新型コロナウイルスの影響で活動の場を校外から校内に移すなど内容を変更。それでも恒例のイエス・キリスト生誕を再現した馬小屋の設置や清掃活動、クリスマスカード作りにいそしんだ。
同校ではクリスマスを控えたこの時期に毎年、地域への感謝の気持ちを込めて、保育園や幼稚園、老人ホームでの奉仕活動をはじめ、校外での募金などに取り組んでいた。今年は新型コロナの影響で日程を2日間から1日に短縮。今回初めて校内で1、2年生がクリスマスカードを制作。周辺の小学校や日本国際飢餓対策機構を通して海外にも届けるという。
馬小屋の建設には3年生14人が参加し、同校職員でイタリアで芸術品の修復技術を学んだ柴田高良さんと一緒に制作。高さは約3メートルで、わらが敷かれた室内には学校創立以来引き継がれているマリアやイエス像などが置かれ、電飾やツリー、ステンドグラスが神秘的な雰囲気を醸す。
クリスマスカードを初めて書いたという1年女子生徒(16)は「もらった人が温かい気持ちになれるようにと思って作った」と目尻を下げた。馬小屋制作に携わった3年女子生徒(18)は「みんなで力を合わせて一つのいいものができた。この学校に来たおかげでクリスマスがただ楽しい日というだけでなく宗教的な意味合いも学べた」と語った。
25日までは午後8時すぎまで校門を開放する。馬小屋内にあるプレゼントボックスでは、住民らから衣料品などを募り、修道院を通して生活困窮者らに行き渡るようにしているという。(吉本章紀)
(2020年12月11日 中日新聞朝刊なごや東版より)
同校ではクリスマスを控えたこの時期に毎年、地域への感謝の気持ちを込めて、保育園や幼稚園、老人ホームでの奉仕活動をはじめ、校外での募金などに取り組んでいた。今年は新型コロナの影響で日程を2日間から1日に短縮。今回初めて校内で1、2年生がクリスマスカードを制作。周辺の小学校や日本国際飢餓対策機構を通して海外にも届けるという。
馬小屋の建設には3年生14人が参加し、同校職員でイタリアで芸術品の修復技術を学んだ柴田高良さんと一緒に制作。高さは約3メートルで、わらが敷かれた室内には学校創立以来引き継がれているマリアやイエス像などが置かれ、電飾やツリー、ステンドグラスが神秘的な雰囲気を醸す。
クリスマスカードを初めて書いたという1年女子生徒(16)は「もらった人が温かい気持ちになれるようにと思って作った」と目尻を下げた。馬小屋制作に携わった3年女子生徒(18)は「みんなで力を合わせて一つのいいものができた。この学校に来たおかげでクリスマスがただ楽しい日というだけでなく宗教的な意味合いも学べた」と語った。
25日までは午後8時すぎまで校門を開放する。馬小屋内にあるプレゼントボックスでは、住民らから衣料品などを募り、修道院を通して生活困窮者らに行き渡るようにしているという。(吉本章紀)
(2020年12月11日 中日新聞朝刊なごや東版より)