お知らせ 2020.12.03
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薬物の誘惑 断る勇気を 四日市 西署員が高校で呼び掛け

生徒に薬物依存の危険性を呼び掛ける署員(右奥)=四日市市平尾町の四日市メリノール学院高で
保健の授業の一環で、1年生約60人が出席した。3密防止のため2日間に分けて行われ、3日にも残る約90人が参加する。
教室では署員が、一度大麻や覚醒剤などに手を染めると、ますます欲しがるようになり依存症に陥ると説明。「薬物を一回でやめられることはない。親しい友人に誘われても断ってほしい」と訴えた。
大麻の主成分を抽出してつくる「リキッド(液体)」を所持したとして、9月に県内の男が逮捕された事例も紹介。「県内でも大麻が出回っている可能性があり、人ごとではない」と注意を呼び掛けた。
話を聞いた女子生徒(16)は「身近な人にいざ誘われたら、自分も断りきれないかもしれない。はっきりと自分の気持ちを伝える勇気を持ちたい」と話した。教室は四日市U-Iライオンズクラブが主催した。(尾林太郎)
(2020年12月3日 中日新聞朝刊北勢版より)