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スポーツ 2020.10.17

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富田高等学校

バスケ 初の全国へ闘志 岐阜 富田高第1シード 県大会きょう開幕

初の全国大会切符を目指して練習する富田高バスケットボール部員=岐阜市野一色で

初の全国大会切符を目指して練習する富田高バスケットボール部員=岐阜市野一色で

 17日に開幕する男子の県高校バスケットボール選手権大会に、2月の県高校新人大会で3年ぶり2回目の優勝を果たした富田高校(岐阜市)が、第1シードとして臨む。竹田皓貴(こうき)主将(3年)は「(新型コロナウイルスの影響で)高校総体がなくなった分、全国を目指せる最後の大会。絶対に優勝したい」と意気込む。

 組織的な攻守を武器に、新人大会では一気に頂点に駆け上った。攻撃では、ボールを持つ選手が切り込めるよう、別の選手がマークマンの進路をふさぐ「ピックアンドロール」を多用。守りは、出足の早いゾーンディフェンスでゴール付近を固め、相手の攻撃を封じる。

 他の強豪校に比べて体のサイズは劣るものの、5人の息の合った連係で力を付けてきた。

 チームは昨年、県内の高校男子で強豪の高山西、美濃加茂に続いてセネガル出身の外国人留学生を迎え入れた。身長192センチで、ポジションはゴール下などを中心にするセンター。「試合に勝つための条件の一つになった」と村田竜1監督(40)は言う。インサイドで強みを発揮しつつも、攻守で留学生ばかりに依存しない組織力をテーマに、全体の強化を図ってきた。

 一度は優勝校として表彰されながら、県高校体育連盟の規則誤認でなくなった「幻のインターハイ」から3年が過ぎた。着実に力を付け、全国切符を手にするための機は熟した。村田監督は「今年は何が何でも優勝しないといけない。全国でどこまで勝てるか勝負したい」と自信を見せる。

 富田は24日、加茂-関の勝者との初戦に臨む。(沢田石昌義)

(2020年10月17日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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