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高校野球 2019.04.29

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愛知黎明高等学校 中部大学第一高等学校

監督も驚く愛知黎明が決勝

 愛知では、愛知黎明と中部大第一が決勝進出を決めるとともに、春季東海大会(5月24日から3日間、静岡・草薙ほか)の出場を決めた。沖縄尚学の監督として1999年センバツで優勝し、長崎日大でも夏の甲子園4強に導いた金城孝夫監督(65)が今月就任したばかりの愛知黎明は、享栄に3-0で勝ち、春は初の決勝進出。中部大第一はタイブレーク制の延長13回、4-3で中京大中京を振り切った。

■「うまくいきすぎ」

 沖縄、長崎から愛知に風が吹いた。昨秋3回戦敗退の愛知黎明が、春は初の決勝進出。「レベルが高いチームが多い中でうまくいきすぎ。実力的には雲泥の差だが…」。金城監督も驚く躍進で、中京大の後輩でもある享栄・大藤監督との甲子園優勝監督対決を制した。

 享栄の2年生左腕・上田に対して、6回1死まで1人の走者も出せなかった。だが、8番・片出が四球で出塁し、1番・大宮のチーム初安打で好機を拡大。続く松原主将の右翼線に落ちる2点適時二塁打で先制すると、エースの3番・大野の左前適時打で追加点を奪った。松原主将は「ここまで来られるとは思わなかった。気持ちを前面に出して優勝したい」と意気込んだ。 (麻生和男)

■磯貝13イニングを完投  中部大第一

 中部大第一は、センバツ優勝校の東邦を2回戦で破った勢いのまま、決勝まで勝ち上がった。東邦戦で1失点完投した最速143キロのエース・磯貝が、自己最長の13イニングを完投。3失点した6回以外は粘り抜いた。磯貝は「東海大会は決まったけど、県優勝を目指して頑張りたい」と5月2日の決勝を見据えた。

(2019年4月29日 中日スポーツ9面より)

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