高校野球 2020.08.03
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豊田大谷 鮮やか逆転

吉良-豊田大谷 7回裏豊田大谷無死三塁、勝ち越しの左前適時打を放つ高須
豊田大谷は7回、無死一塁から代打長谷川の適時二塁打で同点、続く高須の左前打で勝ち越した。さらに相手守備の乱れもあり、1点を加えた。
吉良は1回の先制後に幾度も好機をつくるが、打線がつながらなかった。
■甘い球狙い勝ち越し打 豊田大谷・高須選手
「一打席に一球は甘い球が来るぞ」。同点の7回、豊田大谷の高須勇希選手(3年)は前日に崎久保宏憲監督に言われたことを思い出した。
打席で気持ちを落ち着け、打つべき球を思い描いた。イメージ通りに甘く入ってきた直球を狙い、勝ち越し打につなげた。
劣勢でも逆転を信じ、集中力を保ち続けた。遊撃守備では6回、外野に抜けそうな当たりを好捕した。
昨年夏はベンチから声援を送っていた悔しさが糧となった。「どこが相手でも自分たちの野球をするだけ」と次戦を見据えた。
▽5回戦
吉良 100000000―1
豊田大谷 00000030x―3
(吉)尾原-村田大
(豊)斉藤、深川、佐藤-山中
(2020年8月3日 中日新聞朝刊県内版より)