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お知らせ 2020.04.25

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済美高等学校

新型コロナ 済美高ウェブ授業始める

参加生徒の顔が映るモニター(右)と授業を映すモニター(左)=岐阜市正法寺町の済美高で

参加生徒の顔が映るモニター(右)と授業を映すモニター(左)=岐阜市正法寺町の済美高で

■2クラス先行 来月7日から全校で

 新型コロナウイルス感染症による休校期間の対策として、岐阜市正法寺町の済美高校がビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったウェブ授業を始めている。

 現在は3年生の普通科選抜特進・特進コースの2クラスで先行実施。5月7日からは全校で開始する予定で準備を進めている。

 授業の様子が公開された24日は、午前と午後で国語、数学、日本史などクラスごとにそれぞれ4コマの授業を実施。各教室に置かれたパソコンには参加した生徒全員の顔が映った。

 日本史の授業では、重久洋一教諭(45)が生徒12人を前に、江戸時代の徳川家光の鎖国政策について講義。事前に配布した資料を示しながら、通常と同じ50分間の授業をした。

 予備校のサテライト授業を研究してウェブ授業に臨んだという重久教諭は「対面よりは生徒の反応を探るのが難しいが、チャット機能もあり随時質問できるので便利」と話す。

 同校では、10日に非常事態宣言が出た後にウェブ授業を実施していく方針を固め、カメラ付きパソコン10台を購入。13日からウェブ授業の試行を始めた。先行実施の2クラス以外でも、ウェブ上でホームルームの授業を開いて自己紹介したり、個別面談で体調の確認をしたりしているという。

 新型コロナウイルスの影響は長期にわたる可能性もあるため、同校では休校期間中、ウェブ授業を教育活動の中心と位置付ける。ウェブ環境がない家庭には、個別に対応するという。(長崎高大)

(2020年4月25日 中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より)

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